赤髪の白雪姫(感想) その8
2015 / 09 / 25 ( Fri ) 21:00:10
あきづき空太『赤髪の白雪姫』(アニメ)(ボンズ/原作:漫画)

赤髪の白雪姫 第8話 感想 ――ガラク本領発揮――

1.はじめに

 とにかく完成第一ということで、さっそく書いていきます。引き続き9話以降は見てない体です。

2.感想

 今回はまさかの構成。原作の11話と15話、16話です。最近は原作と異なる構成になりがちでしたが、ここにきて相当変わりましたね。
 原作では12話から14話の3話分があり、そこで大きく物語が動きます。そのため後半の過去編の意味合いが大きく変わってきてしまいます。アニメ版では、8話だけだとその位置づけが不明なところがあるので今回は差し控えます。

 今回の見どころは何と言ってもガラクさんですよね。ここまで隠していたガラクさんの本性が少しずつ手てきて私は幸せです。やっぱりオビとは気が合いますね。グラスとビンを突き合わせているシーンなんてもう。ここのお酒を飲むシーンも素晴らしくて、、良いですね、飲み方の違いが出て。惜しらむは同期のヒタガがいなかったことでしょうか。原作11話にはヒガタ君の紹介が柱にあるのですが、これは必読です。オビの方が白雪の相手っぽいんじゃないのという5話のようなカットとか、見どころはたっぷりです。
 さて、現在と過去ですが、面白い形でつないできましたね。「ゼンが王子でなければ」という言葉をフックにつないでいますが、これをできるのも7話でのゼンの白雪への告白があってこそでしょう。導入までの光の変化も良くて、あまり描かれることになかった昼下がりから夕方にかけての光から、窓の外の明るくやわらかな光。その一方で、室内はどこか暗い。このコントラストが良くできていますね。
 過去編も相当カットが入っているのですが、これも上手いなあと。ミツヒデのキャラが分かる描写が相当カットされているのは残念ですが(分かりにくくなっている面もありますよね)、冒頭のアトリが矢じりを削っているところも、薄らと不穏な口もとと目が石に映り込んでいます。尺もないのでがんがんアトリを不審者に仕立て上げてますね。 
 そしてアトリとゼン王子の関係の描かれ方も面白いなと。二人がきちんと向かい合うカットって意外と少ないんですよね。真反対を向いていたり、アトリがゼンよりも高い位置にいるカットが多いのです。親しくふざけ合いながらも、やはり対等ではないような印象を受けます。そして、ゼン自身も剣にある王家の紋章を認め、やはり王子として警戒をしてアトリの許に向かうのです。そして、高い所から飛び降り、最後は伏せるアトリを抱きかかえ覗き込みます。高低の逆転も見られます(内心こじつけ)。
 それにしても、ここの戦闘シーン、5話にはなかった出血が容赦なく描かれていて、なおのこと悲劇性がありますよね。倒れた兵士達の全体像を映したり、見事だなあと思います。

 もう一つ重要なのが、8話が7話の回答になっているんですよね。7話のイザナ王子の「盾になるものがいなければそれまでだ」という言葉に対して、このエピソードを8話に持ってくることで答えているわけです。つまり、ミツヒデがアトリの矢を切ることでゼンの盾となり、ゼンは王子として生き延びているのです。これは、原作ではアトリの放った矢を自ら受けていたことからも大きく変わっています。
 さらに、7話のイザナ王子の言葉は8話で単純なものではないとわかります。イザナ王子の振る舞いが、必ずしも彼自身に返ってくるわけではないということが明らかになっています。今回も、イザナが潰したリド家の領主が復讐の為ゼンを利用しているのです。イザナ王子はきっとそのことも分かった上で、ゼンにも盾となる者がいるようになれと暗に言っているのでしょう。そして、この一件があってもなおイザナ王子を支えようと決めているゼンの覚悟は尊いのです。

 そんなこんなで驚きの8話でしたが、これが9話でどのように回収されるのかが非常に楽しみです。
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