赤髪の白雪姫(感想) その9
2015 / 09 / 27 ( Sun ) 01:18:28
あきづき空太『赤髪の白雪姫』(アニメ)(ボンズ/原作:漫画)

赤髪の白雪姫 第9話 感想 ――結ばれる信頼――

1.はじめに

 内心は8話とまとめて書いた方が良いと思ってたのですが、見てない体なのでちゃんと分けました。いつも通りざっくりいきます。


2.感想

 白雪の酔っ払いっぷりの素晴らしさは言葉に表すことなんてできないのであえて触れませんが、これは誰もが思うことですよね。ガラクも隠しきれない本性が。取り繕っているところとか素晴らしいですね。
 そして、待ちに待ったオビ回。誰が何といおうと、オビ回なのです。白雪の見張りを捕まえるというゼンの(数少ない)見せ場を奪って、私はとても嬉しいです。前々から思っていたのですが、オビ専用のSEでもあるのでしょうか。オビのきびきびした動作に合わせて鳴るSEは他のキャラではなかなか聞けないですよね。満月で星が近いってちょっと大丈夫なのかと疑いたくなりますが、情景の美しさもいいですね。

 ゼンの過去編の回収は思った通りという感じでした。まだまだミツヒデにとっては見守っていきたいというところでしょうか。王子として生きることへの反抗期だったゼンが、「王子でなければ」という同じ言葉に対して、きっとそれを否定しあくまでも王子として生きていこうとするのだと信じているのでしょう。あと、ミツヒデが白雪の事でゼンを笑うシーンをさらっと入れたところは、原作にも通ずるところで上手いなあと。「クラリネスの王子として、大切だと思うことを、ひとつずつ手を抜かずに学んでいった結果だ」というのは、正直(悪い意味で)ずるいなあとは思いましたが。今までのを流しましたね。

 基本的に従者回として5話からつながってきた話でもあるのでしょうね。病気や酔うことで弱った白雪を監視するオビ、倒れそうになる白雪を助けるというところなんか同じです(9話では白雪の目線で倒れ込んだり、あっさりと進行したりしていますが)。ミツヒデとゼンの特別な絆が描かれ、木々もそれを少なからず理解している、そんな3人の絆も描かれています。そして、5話では彼らの関係性を学ぶ立場にあったオビが、今度はその仲間入りを果たします。また、イザナ王子から木々が受け取るシーンを描くことで、イザナ、木々、ミツヒデもオビの事を認めたのだということも分かります。8話の夜は夜襲であったということもあり、星はあまりない夜に行われました。アトリの事件の後、ゼンはふさぎ込んでいたものの、ミツヒデの言葉で陰から日の下へと出てきます。ミツヒデが「今日は、星が近いな」と言い、木々は「ずっとこんなじゃない」と言うのも、ミツヒデと木々のゼンと過ごした日々が違うからかもしれないですね。もっとも、これから先は同じ道を歩むのだから、共に剣を合わせるのでしょう。
 ゼンは周囲に認めてもらえなければ王子にはなれないのです。そして、これから先の道を進むためにも彼らの力が必要なのです。ゼンが王子として歩み出す過去と、再び王子としての決意を新たにした現在を重ね合わせ、もう一度従者である彼らと関係を結ぶのです。

 幼き日のゼンが泣いている時、ミツヒデはゼンに手を伸ばそうとします。しかしそれをやめ、自らがゼンの味方になると伝えます。慰める事でも優しくすることでもなく、信じてもいいのだと伝えることこそが何よりも大事だったのです。
 新しく信頼が結ばれるゼン達。物語が大きく進んだ、とても素敵な1話でした。
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