赤髪の白雪姫(感想) その17
2016 / 02 / 13 ( Sat ) 19:31:31
あきづき空太『赤髪の白雪姫』(アニメ)(ボンズ/原作:漫画)

赤髪の白雪姫 第16話 感想 ――動くもの、動かせないもの――

1.はじめに

 アニメイトとの提携を全国的に行うなど、作品外での宣伝は第1クールよりもずっと力が入っていますよね。残念ながら私の住んでいるところだとその恩恵にはあずかれないのですが、もっと『赤髪の白雪姫』が広まったらいいなと切に願います。
 今回は久々に原作の1話を丸々アニメ化という形です。そのため、結構なシーンが追加されているのですがどれも良いんですよね。すっごく楽しくて、興奮して、初視聴時だけでなく今も悶えるように見ております(後々の展開が分かるようなシーンを追加して見やすくしているというのもあります)。あんまりにも素敵すぎて、コンパクトな感想を目指して昔の形式に戻したのですが、あまり意味のないことでした。

2.感想

 今回もラジ王子と白雪の素晴らしい回でしたね。ラジ王子が自分の感情を持て余しているような様子とか見てて楽しいですね。「赤い」花で花占いをしているところ、やっぱり時間が経つと不安になってくるところがらしくていいですね。まだ白雪との関係を変えて行けるか半信半疑なところもあるのでしょう、でも花を持つ手に力が入っていて、白雪の言葉には強く思うところがあるのでしょう。サカキが来てから日が昇っていくところの時間が流れていく様子なんかも印象的です。
 やっぱり白雪の目を見ずに話すシーンも(目を見るシーンも)見られるんですけど、自分への自信のなさであって白雪への後ろめたさって感じがしないんですよね。一方で白雪の目をみる所だと、「タンバルンの王子が私で良かったと君に言わせてやりたいのだ」と言ったのに唖然とされしまった時のかわいそうな感じもあれば、夜会での曲にリクエストはないかと聴くところのようにごく自然な感じもあったり。白雪に国について話すところの認められて嬉しいという気持ちがはっきり出ているところや(虚勢を張っているから大仰な仕草で話しているというのもまたポイント高いですよね)、サカキに友人みたいな雰囲気だったと聞かされて嬉しそうに顔を赤くしているところもまた。ゼンのことをまだ怖いと思っているというところが台詞でもはっきり出ていますが、白雪のゼンにラジ王子のことを話しますっていうところでどんな反応を返したのかは見て見たかったなあなんて。白雪の目に映る本とペンは、ラジ王子の努力を知っているということなのですが、ラジ王子にはそれがどう伝わったのかなあと。
 第15話冒頭で白雪とラジ王子が一緒にお茶を飲む非常に距離感を感じるシーンがありましたが、それと同じような構図をもう一度出してきたのも良いですよね。BGMからなごやかな感じがあり、白雪もリラックスしている、二人の関係が良くなったのが伝わってきます。この直前の薬草園を見て回るところですが、サカキがそれを知らないっていうことは二人で行くことを決めたわけで、きっとラジ王子から白雪に何がしたいのか聞いたのでしょうね。

 白雪とオビの描写もたまらないですね。もう恋人にしか見えなくなってきそうです。ラジ王子が、自分は王子だからやる事があるんだと言ったところで、信じられないといった風に目を合わせる所、なかなかみられない表情でしたよね。ロナが白雪とオビが恋仲じゃないかと疑うシーンで、窓辺の光と上手い具合に陰になっててものすごく絵になっててアニメ見てよかった!ってなってました。ここのスローモーションでよろめき、オビに支えられてちょっと恥ずかしがる白雪のかわいさも外せません。でもって、ここは オビの手を映してからの赤い色のアイキャッチっていう演出もすごくいいですよね。第11話の「手が熱い」を彷彿させるようです。これ、第14話とパターンは一緒なんですけど、色を変えているのがずるいなあなんて思ったり。
 夜のバルコニーでのオビと白雪の会話ですが、白雪は距離を詰めるのですがオビは立ったまま。この後の自室に戻ったシーンを考えると、この距離感はオビにとっては大事だったのでしょうか(ちなみに原作だと二人とも近づいています)。オビの「なんてことない」はそんなことないじゃん!って言いたくなる感じですからね。
 ここの白雪は本当にかわいくてかわいくて。やっぱりゼンのこと好きすぎるなあってのを感じます。さっきまで時計を見てたのに「恋しい」って言われてそれに気付くあたり、すごくまっすぐタンバルンで自分のやるべきことをやっていたんだっていうのも見えてくるので、このあたりの見せ方はずるすぎますよ。星を見るカットの綺麗さもまたたまらなくて(星や満月というと第9話なんかも想起されますよね)。
 劇に代役で出た時もそうですけど、実は緊張しいの白雪。座っててもいいよと言われて本気でそうしたいと思ってますよね。でも、そこで思い直すのがやっぱり白雪で。オビがお嬢さんからお嬢様に言い直すところ、そしてあえてかしこまって見せる所も良いんですけど、そこにいつも通りの二人みたいな感じが出てるのがもっと良いんですよね。

 ゼン王子も良かったですよ。巳早に会いに行くところで扉を乱暴に開けているところがまず上手い。そしてイザナと対峙する場面ですが、顔をアップでやるんだっていう驚きがあったんですけど、それはさておきやっぱり格好良いですよね。そして、この台詞を待ってたって言いたくなります。第10話で「関係が分かれば自ずと守り方も分かる」というハルカ候の言葉であったり、第12話で白雪との関係をイザナ王子に対して明言するのを避けたという題1クールのあれこれを思うと、ついに動いた!ってなるわけですよ。イザナ王子のはっとする表情も、そうなるって知ってたんですけど、いざ見ると感動してしまいます(それにしても、ここでタンバルンとクラリネスを交互に映していく構成に変わってるの、すごく手に汗握ります!)。

 ロナとユジナも相変わらずいい味出してますよね。ロナがませた子供っぽくて可愛いです。恋とかに憧れる感じとか早とちりしてしまうところとか。白雪を押す動きもコミカルで表情はいたずらっ子な感じとか。ラジ王子と同じで絶対スタッフに愛されてますよね!
 ユジナもロナの陰に隠れがちですが、ラジ王子が虚勢を張っているのをじっと見ている様子であったり、目を輝かせているロナの隣でしょうがないなあという表情をしていたり、そして何より夜会のために正装しているのがいいのです!

 あれこれ書きましたが、やっぱり一番はオビですよオビ!「俺は酸欠になりそう」なんて、やっぱりオビはこうでなきゃって感じの台詞もあれば、「あの人はダメですよ、姫君」の子供を諭すような優しい口調もたまりません。ロナとユジナをほほえましく見つめているところとか、優しい感じの人なんだなって思ったりもするんです。「私もゼンが恋しいわ」のところとか、全然似てない感じだとか、これまた初めて触れる声だったり表情だったりでもう幸せです。もちろん一番は上で書いたような白雪との絡みのある場面なんですけどね。

3.紹介

以下のブログで『赤髪の白雪姫』第16話の感想が書かれているので、ぜひお読みください。

うさぺんさん 赤髪の白雪姫 16話 「その一歩の名は、変化」 感想
http://usapen3.hatenablog.com/entry/2016/02/02/203354

ボブさん 初見が見た「赤髪の白雪姫」第16話感想
http://blog.livedoor.jp/bobu_mono/archives/46722145.html#more

こばいもさん [赤髪の白雪姫]赤髪の白雪姫 第16話「その一歩の名は、変化」
http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20160209/1455025504
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