熊の敷石
2012 / 10 / 15 ( Mon ) 18:39:24
熊の敷石 堀江敏幸 講談社文庫

感想というよりもメモ

 堀江さんの感覚は本当にどうなっているのだろうか。なにとなにがどうつながっていくのかというのが本当に読めない。日本とフランスの二つの領域をいったいどうやって行き来しているのかが不思議でならない。城を見ながらカマンベールを投げたいだなんて、なんて奥ゆかしいのだろうと思う。思わず笑ってしまいたくなる。
 一番印象に残っているのは、「冗談というのは、ある年齢をすぎた人間にしか使ってはいけない符丁なのだ」という文章。軽く取り繕うような、軽やかな固定することを潔しとしない言葉なのに、すごく外へ向っていっている。堀江さんの文章はあんまり外へ向かっていく印象がないのだけれども、ここは本当にのびやかに外へ向かって言っている。心地いい。もちろん、この言葉自体もすごく好きだ。
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