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アニメマイベストエピソード(その2)
2017 / 09 / 25 ( Mon ) 22:07:58
アニメマイベストエピソード(その2)――上にまつわるエトセトラ

1.はじめに

 去年もあったのですが、ぎけんさんのところでマイベストエピソードという企画がありまして、申込期限に間に合わなかったので今回は不参加なのですが、勝手にさせていただいております。企画概要ははシンプルに「劇場を除くアニメ作品から好きな話数を5~10選び、好きな部分や選出理由を書いたものを記事にするという企画。」です。
 今回のコンセプトは、「上にまつわるエトセトラ」です。高いところ――たとえば夜空を見上げて星々に心を動かしたり、空を飛ぶ姿にわくわくしたり。そんな、上にまつわるいろんなものが私の心をつかむことがたくさんあるんです。

企画元(ぎけんさん(@c_x)のブログより)
http://unmake.blog133.fc2.com/blog-entry-406.html

2.見上げる

 見上げるというと、高いところ(のもの)を見るということだったりしますよね。空や星への憧れ、遠くて届かないものへの締め付けられる思い、そんなものを「見上げる」から私は想像します。

『赤髪の白雪姫』第7話「聞かせて、笑顔の旋律」

 『赤髪の白雪姫』は第二王子と一介の宮廷薬剤師(元町娘)の身分差の恋愛ものです。つまり、上下のお話なんです。ゼンと白雪の身分差は色んなシーンで描かれます。
 今回は第7話を挙げてみました。第6話でイザナ第一王子から、単なる宮廷薬剤師がゼンに「贔屓」されている、そのことで周囲が第二王子をどう見るか、ありていに言ってしまえばお前はゼンにとって邪魔だと言われ、国を追われかけさえします。
 第7話冒頭では、道を見失い落ち込む白雪がゼンの名前を声にします。それに気づいたゼンが白雪を見つけます。今から白雪のもとに行くというゼンの言葉に、白雪は「私が行く!」と言って、木に登るのです。そして、ゼンが伸ばした手をとり、2階へと飛び移るのです。
 白雪は、自分の力ではゼンのところへは行くことはできないのです。そんな身分差が二人の間には横たわっているのです。そして、白雪がゼンのところに行くには、自分の手を取ってもらうしかないのです。第1話と同じように、ゼンが白雪に手を伸ばし白雪がそれを取るのですが、ゼンの顔をまっすぐ見ることができない、そんな白雪に迷いも見られます。
 白雪とゼンの間に大きな障害が生まれ、その原因である身分差というのが、ゼンを見上げるという形で現れるのです。この作品の見上げるシーンの中でも、とりわけ切なくて好きなエピソードです(イザナとゼンの関係とかも、上下を通じて描かれる回だったりもします)。

3.跳ぶ

 Hop!Step!!Jump!!!というのはプリティーリズムの挿入歌のタイトルなんですが、私たちは跳ぶことができます。助走をつけ、足に力を入れれば、体は宙へと浮くのです。高いところへ、高いところへ……そんな躍動感がとても好きなのです。

『プリティーリズムオーロラドリーム』第41話「ピュアプレミアムウェディングの願い」

 今年の冬からはまりにはまっているプリリズ。好きなプリズムショーについては以前にブログ記事に書きましたが、いちばん好きなプリズムジャンプはこの第41話のフレッシュフルーツバスケットなんです。
 とにかく、作画面で見ていて幸せになるのです。プリズムのきらめきを放ちながら、バトンを持って音楽に合わせて軽やかに滑り、その軌跡が刻まれていきます。そして、軽やかな2段ジャンプ。プリズムのきらめきのきらきたとした音や、ジャンプの回転する音のようなエフェクトの綺麗さもまた素敵なのです。
 伝説のジャンプ、オーロラライジングなどと比べると、第1話から跳んでいるような基本的なジャンプなのですが、美しさを追求したらこうなるんだと、胸を打たれるのです。
 エピソード的にも、主人公の所属事務所の阿世知社長から、彼女の後悔と願いを受け継ぎ、彼女の分まで跳ぶことを決意した中で放ち始めるプリズムの輝きというのが、また一段と素敵なのです。

『スタミュ』第9話

 『スタミュ』は憧れの高校生を追いかけて、彼のいる高校に入学した主人公星谷が、ミュージカルスタートして花を開いていく物語です。
 第9話では、主人公たちの指導役の先輩であり、主人公にとってもうひとりの尊敬する鳳先輩(実は憧れの高校生と同一人物)が、指導役等を追われてしまいます。そのことをまだ知らない主人公は、憧れの高校生がかつて踊っていた場所で、同じように踊っていました。そこに現れた鳳先輩は、星谷の憧れの高校生への思いを聞かされます。鳳先輩は、そんな星谷に踊りを教えます。
 鳳先輩が星谷の手を取るひとつひとつの仕草から、鳳先輩がどれほど星谷を大切に思っているかが伝わります。そして何より、ダンスの中での彼の跳躍がとても軽やかななのが良いのです。先輩の思いも星谷の思いも、そして揺れ動く彼らの未来も、いろんなものが乗っかっていて、だからこそ軽やか跳べてしまうような。
 星谷と鳳先輩の絆と、ダンスの美しさが見事に溶け合った、素敵な跳躍なのです。

4.飛ぶ

 空を飛ぶというのは、憧れを見出す人も少なくないでしょう。あるいは、希望。飛ぶことには、いろんな美しさやドラマがそこにあります。

『スタミュ(第2期)』第12幕

 『スタミュ』の第2期は、卒業記念ミュージカル『Shadow&Lights』の上演を目指すストーリーです。第10話までは稽古とオーディション、第11幕と最終第12幕で実際に上演を行います。
 この公演に至るまでの数々のドラマ、ー役を争う仲間たちの友情とライバル意識、主人公たちと卒業生や指導役のアンシエントの絆、思いがけない方向へ2転3転とする息もつかせない展開、それを迎えての公演というだけですでに最高なんです。そして、ダメ押しの第12幕、ミュージカルのクライマックスシーンです。
 機会があれば2転3転の展開も楽しんでほしいので、あえて詳細は伏せますが、星谷がミラクルを起こして復帰し、憧れの高校生鳳樹と舞台に立ちます。クライマックスのミュージカルシーンが始まり、ふたりが暗闇で歌い踊っているところから、照明がつきロンドンの街並みが映し出されます。そこからふたりは(ワイヤー)で空を飛ぶのです。時間も空間も越え、この舞台に生まれたロンドンの夜空で、絆を確かめ合うように手を取り歌うのです。かつて、星谷は鳳先輩の後を追うようにひとりで跳んでいたのが、この瞬間は共に空を飛んでいるのです。数々のドラマ、舞台に宿るカンパニー(オーディションで共に争った生徒や出演者、アンシエントを中心とした劇団メンバー)の強い思い、そして何より星谷と鳳先輩の絆が感じられる最高の瞬間なのです。跳躍から飛翔へ、ひとりからふたりへ、そんな美しい舞台がそこにあるのです。

『獣の奏者エリン』第31話「光の空」

 心を通わせた動物に乗って空を飛ぶ、これだけ聞くと心温まるシーンですよね。ただ、原作に比べると相当マイルドになっているんですけれども、それだけではないのがこの作品です。
 人間の2倍は優にあるような巨大な獣、王獣とその育ての親である少女エリン。ふたりが心を通わせていくとともに、人と獣の断絶に向かい合っていくのがこの作品です。
 ある日、リランと散歩をしていたエリンですが、リランが崖から落ちてしまいます。野生の王獣と違って人に飼われた王獣は空を飛ぶことができません。エリンは思わず崖を飛び下りてリランのもとへ向かいます。リランにしがみつきながら目を閉じたエリンが恐る恐る目を開けると、すごい勢いで景色が流れていき、空を飛んでいると気づきます。直後、激しい恐怖に見舞われたエリンの悲鳴が上がるのです。
 アニメ版では、主題歌をバックに、エリンたちを盗み見ていたキャラクターの目を通して、空を駆ける王獣の姿、人に慣れないはずの王獣が人を乗せて空を飛んでいる、そんな光景の美しさがしきりに描写されます。しかしエリンの悲鳴(と後の第33話でエリンの台詞にあったように)、リランに乗って飛ぶことは、非常に怖いことなのです。とりわけ、原作では、寒さに耐えられずエリンに降りるよう必死に叫ぶのです。
 人と獣が心を通わせるようにも見えるような、そんな美しいシーンでさえ、きれいなままではいられない、そんなところが強く私の心に残るのです。

『終末のイゼッタ』第11話「フィーネ」

 世界大戦の中で滅びゆく運命にあるエイルシュタット公国の姫君フィーネと、彼女を救おうとする伝説の白き魔女イゼッタ。イゼッタの力で戦争の情勢が覆りそうになるも、敵国にイゼッタの欠点をも補った魔女を用意され、絶体絶命の状況に陥ります。その中で、イゼッタの命を削ることになるも絶大な力をもたらす魔石が手渡され、彼女は命をとしてフィーネとエイルシュタットの人々を決意することになるのがこの第11話です。
 イゼッタもフィーネも、近づく終わりを予感……いえ確信さえしているなかで、秘め事のような時間が描かれるのです。ひとり窓辺にたたずんでいたフィーネに、蛍火にもみた魔法の緑の明かりが見え、バルコニーに出るとイゼッタが箒で空を飛んでフィーネを迎えに来るのです。
 「そなた、魔法を使うと体がつらいのではないのか」という言葉に、「そんなのどうだっていいんです」とイゼッタは否定しなくて、それでも誘いに乗るフィーネが好きなのです。イゼッタが命を懸けてくれる彼女に対し、できることはそうないフィーネにとって、きっとこれが数少ないできることなんでしょう。イゼッタの箒に乗りながら、幼き日からのイゼッタとのつながりを思い出しつつ、「姫様」ではなく「フィーネ」と呼ぶように言うのです。その言葉の甘さがたまらないし、それが終わりを前にしたふたりにとってあまりにも大切なことだと感じられるのです。イゼッタのまぶしそうにフィーネを見つめる目を見たら、あるいはためらいに震える唇を見たら、そう思わずにはいられないと思うのです。
 軽やかに舞うイゼッタとフィーネ、くるくる回るカメラに、月明かりに魔法の光に、不思議な色に包まれた情景、とても美しくて甘くて、どこまでも切ない、作中でも大好きな回なのです。

『シムーン』第16話「翠玉のリ・マージョン」

 シムーンという「神の乗機」に少女が二人一組で乗り組み、様々な軌跡(リ・マージョン)を描くことで不思議な力を発揮する、それを操縦する巫女たちが戦争へと駆り出されるそんな物語です。
 無敵だと思われたシムーンも、やがては敵国の技術の進歩などによって落とされ、追い詰められていきます。第16話は一行が完全に追い詰められたしまったところで、天才少女リモネと、巫女たちの上官的存在の大人でありシムーンを機械と断定し解体さえしようとするリアリストのドミヌーラが、伝説の翠玉のリ・マージョンに敢行するのです。
 何かに怯え、一度は心神喪失さえしてしまったドミヌーラを深く受け止める少女リモネ、そして彼女といたいと思うドミヌーラと、ふたりが高く飛んでいくところだけで胸を打たれてしまいます。何より、無垢ゆえの強さを秘めたリモネが翠玉のリ・マージョンを飛ぼうとする、その情景の不安でもあるけれどやすらかなところも、素敵な飛翔に思うのです。
 以前、翠玉のリ・マージョンが失敗し、激しい衝撃と巫女が消えてしまうという悲劇を生んだために、翠玉のリ・マージョンを恐れなどをもって見つめる仲間たちをよそに、翠玉のリ・マージョンを完遂させ、「どこまでも一緒」と信じるように言うのです。そこに訪れる、完全なやすらぎが、愛おしくさえあるのです。
 翠玉のリ・マージョンが完成する、物語のターニングポイントであると同時に、リモネとドミヌーラの飛ぶ姿がとてもとても好きな私には、忘れがたいエピソードなんです。

5.落ちる

 落ちるというと、どこかネガティブなイメージのあったりするものですが、でも必ずしもそうではないのです。落ちる時の速度、風景の動き……そこにあるものが何であれ、時に美しく時に切なく、強く印象に残ることがあるのです。

『灰羽連盟』第1話「繭 空を落ちる夢 オールドホーム」

 落ちるといえば、この作品なんですよ。第1話の冒頭から、簡素の服を着た少女がまっすぐと空を落ちていきます。Ailes Grisesが流れる中で、ただまっすぐと落ちていくのです。「不思議。なんで怖くないんだろう」「ここ、どこなんだろう。ふわふわして、あたたかくて、でも胸がちりちりする」そんな独白の中、見ているこちらにも不思議な空気が伝わってきます。鳥が落ちていくラッカを助けようとするも、それもできず。やがて、空が明るくなり、不思議な落下は終わり、墜落するかのように落ちてゆくのです。
 この不思議な光景のあと、今度は主人公は水に満たされた繭の中にいるのに気づき、そのあとはまだ夢の中にいるかのようにベッドにいる自分に気づきます。そんな、一連の流れも魅力的です。
 この落ちるシーンは、作中でも最重要シーンのうちのひとつであり、かなり大きな意味を持っています(ここでは割愛します)。第1話でも、落下するというこの夢から、主人公はラッカと名付けられ、灰羽として生まれていきます。そしてこの落下はもう一度繰り返されるのですが、第1話の冒頭に描かれ、否応なしに私を惹きつけ、第1話全体にも綺麗につながっていく、そんなところが好きで、挙げるならやっぱりここなんだと思います。

『放課後のプレアデス』第3話「5人のシンデレラ」

 5人の中学生が魔法少女になって、エンジンのかけらを集める物語です。第3話は、初めて主人公たちが宇宙まで行った回です。
 「僕たちは今、地球の引力に引かれながら、時速2万8千キロで、地平線の彼方に向けて自由落下している」そんな言葉で表現されるように、5人が集まって手を合わせながら、ゆっくりと地球に向かっていく、そんなシチュエーションの美しさが素敵なのです。そして美しさは彼女たち自身も感じているのです。かけらを手にした後、彼女たちは宇宙に満ちる色んな音に気が付き、宇宙の色んな光景を目にします。そこで、めいっぱい、地球や宇宙を肌で感じているのです。そしてまた、こんな世界の美しさは、彼女たちの中に眠る力があることで、こうやって宇宙に行って体感することができているんだと、彼女たちを導くプレアデス星人に言われるのです。
 詳しいことはまた別のところで書きたいなあとは思っているので、ここではこのくらいで。

(劇場版のため選外)
『聲の形』

 落ちるといえば、この作品もですよね。将也も硝子も、何度も落ちていきます。それぞれが異なるものであると同時に、つながっていたりすることもある、きっと重要な要素なんだと思います。
 幼少期の将也は、鬱屈した日々の生活の中で、川へと飛び込みます。また、落ちた西宮のノートを拾いにふたりは川へと飛び込みます。あるいは、養老天命反転地で滑り落ち、硝子は彼の手を掴むのをためらい、花火大会の日には飛び降り自殺を図ろうとする硝子を救い、将也が川へと落ちます。
 とりわけ、後ろふたつは私の目に焼き付いて離れないのです。手を取り合うことの難しさ、あるいは浴衣と花火の中に浮かぶ硝子の美しさ、そして上がる花火、静寂、ゆらぐ街の灯、落ちる玉子といった膨大なイメージ。
 全然捉えきれないんですけど、私を捕まえてはなさい、そんな「落ちる」にも満ちた作品なのです

6.おわりに

 上にまつわるエトセトラと題して、「見上げる」「跳ぶ」「飛ぶ」「落ちる」の4つで好きなエピソードを挙げました。改めて、どれも私の好きなものだなあというのを実感しました。
 今回挙げたものは、私の中ではきれいだと思うものが多いのです。でも、そこに宿る想いは様々で、憧れであったりやすらぎであったり、不安であったり……それでも私を惹きつけてやまないものが多いのです。
 どんな風に書こうかと悩んだ結果、あれこれ中途半端になったのと、「見上げる」が1つになってしまった(『放課後のプレアデス』や『スタミュ』とかもこちらで書きたいなとかいうのもあったりしたんですよ)心残りではありますが、お付き合いくださりありがとうございます。
 最後になりましたが、勝手にさせていただきましたぎけんさんにはお詫びと御礼を申し上げます。

7.参照

アニメマイベストエピソード(その1)
『赤髪の白雪姫』(第6話)感想
『スタミュ』(第9話)感想ほか
『プリティーリズムオーロラドリーム』感想ほか
ぎけんさんのブログ『物理的領域の因果的閉包性』
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